プログラマやシステムエンジニアのようにIT業界において日々激務をこなしている職種の人たちは、一般にはその対価として高い給料で雇われています。しかし、勤務時間外の労働や残業に対して適切に手当が支払われているかというと必ずしもそうではないということが現実として挙げられます。

法律に従って決められた時間内で残業を行っていては仕事が追いつかず、サービス残業を行うことも珍しくはなく、土日もたとえオフィスに向かわずに済んだとしても、新しい情報の収集や自己研鑽に励み、常に仕事に対して全力を尽くし続けなければなりません。そうやって仕事を中心にして体力の続く限り激務をこなすのが一般的なIT業界のプログラマやシステムエンジニアの道になるケースが目立つのです。

一方、フリーエンジニアとなって企業のプロジェクトに参画する場合にはその契約状況によって異なります。激務をこなさざるを得ないのはクライアントのニーズに応えるために必要になることがほとんどですが、残業手当が支払われるかどうかは契約時にその取り決めを行っているかどうかが重要になります。

きちんとした明確な規定をもっていればその時間に応じて支払われることが多いのがフリーエンジニアの場合の特徴であり、仕事をした分の対価を適切に受け取ることができるのです。そういった残業や時間外労働についての手当に対する適正な対応を望むのであれば企業に所属せずにフリーでいた方が良いことが多いのです。